離婚裁判は、絶対に裁判の判決を出さなければいけない訳ではありません。離婚裁判の途中で示談の推奨をされることがあります。離婚調停までしても解決しなかったのに示談をした方がいいと言われても納得できないかもしれません。しかし、日本では裁判にまで前向きなケースでもその半分程度は示談が成立しているのが特徴です。 示談に関しては必ずしも従う必要はありません。ただ、離婚裁判が時間を取られる中で疲弊してしまい、途中で示談をするのは間違っていない選択といえるでしょう。裁判で判決を出さなければならないとすれば、一方の主張が全面的に退けられてしまう可能性もあります。一方、示談で解決する場合は、双方がある程度の譲り合いをして意見の合致に到達することになるでしょう。そのため自分の主張が申し分なく退けられることはありません。そのため、スピーディーに離婚が成立するので、裁判を選んだケースでも示談を選ぶ人が多いのです。ただ、100パーセント自分が得する可能性は少ないです。その点もしっかり理解をしておくことが大事です。